増毛?部分ウィッグ?フルウィッグ?私に合うのはどれ?
抜け毛や髪のコシがなくなってきた、ボリュームが減ってきた…
「どうにかカバーしたいけど、増毛したらいいのか、ウィッグをつけたほうがいいのか分からない」
髪のお悩みや、実際にカバーする必要がある範囲には個人差があります。
今回は「増毛」「部分ウィッグ」「フルウィッグ」のそれぞれの特徴別に解説します。
まずは増毛。
“なるべく普段通りに”を重視される方やウィッグに抵抗がある方は増毛です。
増毛材を自毛1本1本に結びつけていきます。シャンプーやスタイリングなども普段通りにできます。ウィッグのように重さや暑さ、ずれないの?などの不安がなく、リッチな毛量になります。
また「つむじ周辺だけ」や「後頭部が割れてしまうところに」など、気になるところをピンポイントで増やせます。
デメリットとしては結びつけるので小さなコブができます。付けたては頭皮に近い根元にありますが、髪が伸びてくると、コブの位置も頭皮から離れます。それがブラッシングの時にひっかかることがあるので、増毛材が抜けないように目の荒いブラシを使った方がいいです。
また、地毛が毛周期で抜ける時は一緒に増毛材も抜けてしまいます。
ですので、定期的に増毛する必要があります。期間はお客様それぞれで、お出かけの前に重点的にという方や、1ヶ月に1度、2週間に1度など頻度は様々です。
次に部分ウィッグ。
「頭頂部の地肌が気になるな…」
「最近髪型が決まらない」
「ボリューム不足で老けて見えるな」
というお悩みの方は、部分ウィッグでボリュームを足してあげると若々しいイメージになります。ウィッグに不安のある方も多いと思いますが、付けてみると自然で髪型も決まるので、もし今お悩みならぜひ一度試して見てください。
フルウィッグより軽く、地毛を生かしたスタイリングが出来るのもいい点です。
ただし、自然にウィッグをつけるためには、地毛とのバランスが大切なので、地毛の色味や長さは定期的に美容室で整えましょう。
また、ピンで固定するため、髪が少なくて細い方はピンの部分が痛く感じる場合がありますので、毎日同じ所にピンが当たるのを防ぐために、ベースの大きさが違うウィッグを2〜3お持ちになっていた方が安心です。
最後にフルウィッグ。
治療で必要な方や、イメージをガラッと変えたい方にはフルウィッグです。
全体的な脱毛や薄毛、現在進行中の脱毛(広範囲な円形脱毛など)の方もフルウィッグの方が安心です。
元々のイメージと合わせたい場合は別ですが、地毛の長さや色合わせの必要がないので、お好きなヘアスタイルになれます。
つむじの作りが自然なもの、毛質が綺麗なもの、サイズがあってるものを選ぶといいですね。
初めての方は装着に少し練習が必要です。少しの位置で自然にも不自然にも見えてしまうからです。ウィッグをつけてお出かけになる2〜3日前には、ウィッグをつけて自然に見える位置を見つけておきましょう。
また、普段つけなれていない方はウィッグの締め付けや重さ、暑さを負担に感じることもあるでしょうから、そういったつけ心地に慣れるためにも、数日前から着けてみましょう。